＊ 柳暗 花明 炯炯 凛凛 ＊ 森の　奥　深くに ずっと　ずっと　奥　深くに 魔法の　杖が　ある　　　　　　　　　　　　って .. 私は　ずっと　おもってる はじめて　はなしを　きいた その時　から それは　いつも 町　いちばんの　うわさ　に　なって ひとの　あいだを くちから　くちへと　とびまわって た その　杖を　振る　とね みちゆく　ひと も ふるびた　ばしゃ も なつかしい　けしき も こがねいろに　かがやきだす　ん　だって だけど　だけど そのばしょ　まで たどりつけない　ひとは つちいろの　いしに　なってしまう ん だって こわい　げんじつ　まっている みのけも　よだつ　よる　も　ある それでも　わたしを　ひきつける　のは そのさきで　見え隠れしている あたたかい　ひかり　と　やさしい　ぬくもり わたし が ね　 その杖を　手に入れたら まづ　さいしょに こまった　ひとに　ふってみょう あのとき　いらい　こおりついた　えがおも しんぱいで　はちきれそうになった　しんぞうも 無色の　ひかりに　つつまれて うまれたころの　あたたかな　せかい　へと みちびき　だす ひみつの　じゅもん　は どこで　て　に　いれよう こがねを　はらって　てに　いれよう だれかに　きいて　てに　いれよう きになる　ことばの　いみ　なんて ウィキペア　に　だって　かいてある たいせつなのは　なんだろう 呪文を　唱える　ための いいかた　だったり タイミング　だったり きもちの　ふみこみぐあいだったり ての　ひねりかただって いちみり　ちがうと　ぜんぜん　ちがう ひびきだす　おと　や ほとばしる　ひかりの　いろにも いみが　ある　って　きづきだす そんな　ちいさな　コツを 賢者に　聞いて　賢者を　見ながら 身に　つけながら 魔法の　精度を　高めて ゆく 時には　賢者のフリを　した 悪魔が　いたり 迷いが　とける　くすりの　はずが 劇薬　だったり ひとつ　ひとつ　を 経験のなかで　導き出して　いこう さいしょの　いっぽは　心配だから ジョセフの牧師が　森の　入口まで 見送り　して　くれたり 通りががりの　狩人が ランタン　かざして すすむべき　道を　案内してくれたり 見えない　ベールで　守られて　る 寝ていても　くつろいでいても すすんでいける　ファースト　ステージ きもちは　どこか　観＊光＋客 それを　自分の　実力と　おもうか それを　基本の　基本と　おもうか いろんな場面で　いろんな考え方が うまれて くる　 うかんで くる 次のステージ　突入したとき　きづくんだ ここからが　本当の　みちだって ここまで　きたことで 自信過剰になった　あのひとも ここまで　きたことで 他力本願な　あのひとも 現実の　理不尽な　世界に ひろうこんばい　あわてだす 振り向いても　見上げても どこにも　誰も　いない　現実 地面には　すすむ　道なんて どこにも　かしこも　みあたらない どうにか　しろ　と　あたる　ひと どうにか　して　と　さけぶ　ひと いろんな　ひとが　 右 往 左 往 わたしは　ひとりで　歩き出す まっくらで　みえない　あしもとを ここまで　歩いてきた　道のりの なかで 身につけた　いろんな　呪文を　多用して 次から　次へと　使ってみよう 薔薇の　棘に　肌を　つかれた時には どうしよう 小さな悪魔に　髪の毛を　ひっぱられた時には どうしよう 冷静な　こころと　強い　こころざしで 絡みついた　くさびを　といて　いこう ときには　とけない　まほうも　まちうける 世界は　わたし　ひとりじゃ うごかない そんな　ときは　どうしよう もがいて　もがいて　もがきましょう もがいて　もがいて　あばれましょう そして　動けないことに　気づいたら 天命　つくして　泣き　悲しみましょう 次第に　じぶんが　きた　みちが わからなくなって まわりの　景色も　視界の　裏側へ きえ　うせる じぶんの　手足が こおり　と　化して　ゆくのを ただ　ただ　 ゆっくり　待つ　ばかり 空は　どこまでも　遠く 風は　どこまでも　冷たく 自分の　ふがいなさを　かなしむばかり そんな　絶望を　感じる寸前の 過程　の　いっとき　いっとき　を 気を抜かずに　駈けていた　なら 想像　いじょうの　ことも　起こりだす 木々のあいだから　果敢な　ハチ　が　 ドクロの　大蛇を　追い払う カラダに　絡みついたツル　の　みきには 無数のリス　が　やってきた ちいさな　わたしの　おおきな障害を いろんな　ひとたち　すくってくれた ひとりで　あるいた　と おもっていた　この　みち　は 木々の影から　地面の穴から いろんな　ひとが　見ていて くれた まじめに　過ごしてきたこと 見ていて くれた わたしは　すこし前まで たにんだった　さまざまな　ひとに いつのまにか　支え られてた おもいやり　やさしさ 一緒に　悲しんだり　怒ったり 今まで以上に　感謝　しなきゃ 泣いてる　ヒマなんて　ないみたい まえ　へ　すすめ 右見て　左見て　まえ　すすめ たからもの　の　ある場所は きっと　太陽が　教えてくれる 今は　ただ　前だけ　むいて すすんで　いこう 　 支えられてる　ことに 感謝しながら　すすんで　いこう

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