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ニュース |
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| 竜巻 佐呂間町での様子 北海道 |
| 2006/11/07 |
「大きな音で振り向くと、
プロパンガスのボンベが壁を突き破り、
屋内に飛び込んできた。」
地区で食堂を営む小高恭さん（７４）
「突然の大雨に驚いて 外に出た。
東の方角を見ると、雲に届くほどの大きな灰色の竜巻が
「ゴー」という不気味な音を立て 北側にゆっくり移動していった。
ゴミや木材をたくさん巻き上げているのが はっきり見えた。」
近くに住む主婦（６９）
「バケツをひっくり返したような雨が降ったかと思うと、
今度はその雨が空に吸い上げられた」
「雨粒と枯れ葉が 空に向かって吸い上げられていた。
一瞬、地面から天に向かって雨が降っているように見えた。」
「廊下の天井の明かり窓が割れて落ちてきた。
ガラスを片づけて外へ出た。
約１００メートル先の家が１軒、吹き飛ばされて なくなっていた 。」
紋別保健所の保健師、蛯沢美保子さん（５４）
「机やロッカーなどがぶつかり合って
頭の上を飛ばされていった。
すごい金属音がして、この世のものとも思えなかった。
突然壁が自分の方に倒れてきて、
物と一緒に体が飛ばされた」
「目の前の壁側の窓が突然開いて、強風が入ってきた。
壁が自分の方に急に倒れ、自分もその後、何回転かした。
数十秒後に上を見ると屋根も建物も何もなく、
遠くに黒い円筒状の竜巻が去っていくのが見えた」
当時事務所の１階にいた鹿島の土門泰江さん（４２）
「雷の音とひどい揺れで目がさめた。 窓を開けると、
幅２メートルほどの渡り廊下でつながっているはずの
隣の宿舎がなくなっていた」
「隣の宿舎で働いていた人たちは、
７０〜８０メートル飛ばされていた。」
杉本彰さん（６３）
「午前９時ごろに仕事を終え、２階の個室で寝ていた。
建物が大きく揺れ、気づいた時には
頭が下、足が上 の状態で 壁に挟まれ、
布団ごと 宙づりになっていた。
がれきをかき分けて 外に はい出た。」
佐藤勝雄さん（５５）
「激しい雨が突然窓を打ちつけ、強い風でガタガタと家全体が揺れたため、
驚いて外を見ると、１０メートルほど東から
黒い竜巻がぐるぐると回りながら向かって来た。
次の瞬間、庭にいた飼い猫が
竜巻で数メートルの高さまで舞い上げられた。」
杉山トモエさん（７４）
「強風で車が揺れると
右側から突然、空高くそびえた真っ黒な竜巻が現れた。
ゴーという低い音で、約１００メートル先の住宅をなぎ倒したり、
電柱を倒しながら左側に移動していった。
屋根がはがされたり、竜巻の中に
自動販売機や 家具が 浮いているのが見えた」
「車はがたがたと揺れ、吹き飛ばされないかと不安になった。
目の前に、電柱が倒れこんできた。
夢中で携帯電話のカメラで撮影した」
車で同町を移動中に竜巻を目撃した久保木光弘さん（５２）
「竜巻は、トンネル工事の
プレハブ事務所兼宿舎を襲った。
私は、隣の渡部林業若佐事業所にいた。
直前まで 風は ほとんどなかったが、
辺りが 急に暗くなり、風が強くなったと思うと、
急にドーンと音がして、その瞬間、机にしがみついた。
屋根も壁もすべて吹き飛ばされた。一瞬だった」。
渡部林業 水戸勝さん（６７）
「外を見ると、竜巻が見えた。
「あっ」と思った瞬間、電線が切れたのか、火花があがった。
その火花も竜巻に吸い込まれた。
雲から白っぽい尾を垂らした 竜巻 は、
青いトタン板を屋根よりも高く舞い上げながら、
３、４分かけて、町の中を５００メートルほど
「映画のように」移動していった。」
自宅の２階にいた 中谷優さん（６４）
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