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生き あるく だけで 充分
生き なやむ だけで 充分
風に 靡く 秋桜は いま
空に むかって 伸びてます
いつか 大きな 桜の木に なれるように
いつか あなたを 雨露から 守れるように
あなたが 抱える 幸せの 予想図
大きくなった 桜の 枝に 住処を 造る 事
きっと それは だれもが 持つ 夢
きっと それは 普通の 素朴な 夢
だけど 私には 必要ないのです
いまのままで 充分 です
私の 隣りに 今ある 小さな隙間
そこで 一緒に 育ちたい
私が すこし 腰を 動かしたら
その隙間は もっと 広がる はず
あなたの 笑顔が うまれる 隙間が
生まれる はず
わたしの 夢は そんな 夢
並んで 生きる 小さな 夢
この場所は 朝日が スゴク
気持ちよく あたるんです
それが 私の 自慢で
それが 私の 唯一の 幸せ なんです
そんな キモチが あなたには
届くと 思っていました
私は 笑顔で 一生懸命 投げてみたけど
何故か あなたに 届かない
次第に キモチが 声が 霞みはじめ
投げた キモチが 涙声
あなたが やっぱり ほしいもの
大きな 木々の 枝葉に つくる ログハウス
煉瓦造りの 素敵な 家に 住みたいの
今は 我慢できるけど
いつか つくって くれると
約束するならば 今は 我慢しよう
なんて
その景色は きっと 眺めが いい事でしょう
きっと 新しい 切欠に なる事 で しょう
私という 秋桜が 桜に なるまで
どれくらいの 歳月が かかるのでしょう
私という 秋桜が 大きくなって
枝葉が 木々を 支えるのは いつでしょう
私は ただ 空を 眺めて
あなたと 一緒に 並んで 育ちたい
ただ それだけなのに
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