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まるで 待ち伏せ 進めない
道を ふさがれ 身動きとれず
しとしと 地肌は 濡れたまま
時間だけが 過ぎて い く
荒立てないで 過ぎ去りたい 。
滑って ころぶ の も 大変 だ 。
だまって 過ぎ去り 待ったけど
にっち も さっち も 動けない
ただ ただ 淡々 静かに 過ぎる
次第に 安堵が 広がり 気を 緩める
はやく おうち に 戻らなきゃ
速度を はやめて 前へと すすむ
すれ違いそうに なった 途端
ワタシ めがけて 迫って き た
驚き びっくり 止まったけれど
いきおい 余って 身体が まわる
ぐるっと 真っ暗 世界が まわり
くちびる 恐怖の 声 漏れる
だん !! と 腹部に 恐怖の 音が
そのまま 廻って 後ろ 向き
身体が 自由に 動けない
されるがままに 身を ゆだねる
流れるままに 景色 を 眺め
ここまで きたら お手上げです
せっかく 綺麗に 仕上げたのに
せっかく 大事に してた の に
絶望 おおって 声さえ出ない
身体の ちからも 消え失せる
うしろ すがた で 惨めな わたし
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