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格安旅行会社 突然営業を中止 客1200人に被害 |
2006/03/05 |
格安旅行会社 突然営業を中止 客1200人に被害
格安航空券を販売していた東京都の旅行会社が
昨年末に突然営業を中止し
航空券の代金を振り込んだ客約1200人に被害が出ている 。
宙に浮いたチケット代は約1億6000万円 。
旅行を断念した客は 代金の返還を待っていたが
先月末に会社の破産が決まり
代金を取り戻せる見込みはなくなった 。
問題の旅行会社は
2003年に設立された「トラベル遊」(東京都品川区)
都内に 3店舗を持ち インターネットなどで格安航空券を売っていた 。
代金は口座振り込みで
空港でのチケット受け渡しは別の業者に委託していた 。
社長は 2005年12月
弁護士を通じて 東京地裁に破産申し立てを行い
地裁は 破産手続きの開始を決定した 。
同社の資産はほどんどなく
チケット代金を回収できる見通しはない 。
トラブルが起きたのは 2005年12月22日
同社は 突然 本社と3店舗を閉鎖した 。
空港に行っても 航空券が受け取れず
店への電話が通じないなど 客は混乱に巻き込まれた 。
神戸市の女性会社員(26)は
韓国への往復航空券の代金6万3000円を振り込んだが
出発前に空港に電話で確認したところ
「トラベル遊から航空券が届かないので 渡すことができない」と告げられた 。
元社員(34)は
「社長が姿を消し 会社の口座から資金がなくなっていた」と話す 。
閉鎖の日の夕方に社長から電話があり
「資金繰りができなくなった」と言われた 。
元社員の携帯電話に表示された電話の発信元の所在地は 台湾だった 。
トラベル遊の破産管財人によると
被害者は1198人 被害総額は1億5967万円 。
平均被害額は約13万円 。
社団法人「日本旅行業協会」によると
2004年度に 12社
2005年度に 03社 が 倒産したが
営業を突然ストップしたケースは異例とのこと 。
トラベル遊は 同協会の弁済制度に加入していた 。
これに基づき協会が弁済金を客に支払うことになるが
総額450万円が限度 。
1人平均で約3700円 。
神戸市の女性は
「訴訟を起こすには被害額が少ないけど
かといって 泣き寝入りなんて……」と悔しがっている 。
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