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徒然草々 |
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2006/03/04 03:26 |
* Myyさん | 『ぼくの ともだち おつきさま』* |
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この絵本と出会ったのは、高校生の頃。
たまたま寄り道した本屋さん。 青い夜の闇の中で、黄色く赤く輝く三日月の「きみ」。
そして、「ぼく」との出会い。 ことば少なく、けれども充分に温かく、
出会いの素晴らしさが伝わってきます。
絵によってしか伝えられないことや、
文章によってしか伝えられないことって絶対ある。
絵本が使うのは、選び抜かれたごく少ない言葉。
けれども、絵と文章が相補完的に働き合って、
より豊かな情景を描き出しているのだと思う。 きちんと余白と余韻を残しながら。
Andre Dahan『ぼくの ともだち おつきさま』(講談社)
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