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徒然草々  mo do ru

2006/08/12
18:15
 * Myyさん | 『私自身の見えない徴』*
先日、アメリカの作家Aimee Benderさんのお話を聞きに行って来ました。
その際、頂いた本がこれ(『An Invisible Sign of My Own』)。
わーい♪かなり嬉しい♪サインもしてもらっちゃった(>ω<)♪

彼女の物語は、最初の一文が特に魅力的。
「さて。みんなが永遠に生きている王国がありました」で始まるプロローグ、「二十歳の誕生日に、私は斧を買った」で始まる本文。
「え?なんで!?」と、一瞬にして物語の世界に引き込まれます。

「Mathematics[数学]の中にはatheist[無神論者]の文字がそっくり含まれている。でも私にいわせれば、それは正反対。」
これは主人公モナの言葉。

そう、数字は世界にあふれてる。
とても神秘的に。とても秩序立って。
大気中にも水の中にも温度計にも、
電話帳にもエレベーターにも、もちろんコンピューターにも。

ならば、人間だって、それぞれ特有の数字があるんじゃない?
例えば、木の年輪のようなもの。
見えない内側に、確かに木は自分の数字を刻んでいく。

数学とともに、モナが止められなかったことが「木をノックすること」。
それは、木の本質的な数字を確かめようとする行為なのかもしれない。
生の本質を確認するために、モナは木をノックする。
それが、モナの生きる方法。


Aimee Bender『私自身の見えない徴』(角川書店)




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2006/08/12
22:34
でんのすけ
よむ!よむ!よんでみるっ。いいね…。わたしはね、最近は森絵都かな。空に舞い上がるビニールシート。良かったよ♪
2006/08/13
14:18
Myy
⇒ミクチン
 Aimee Benderはfairy taleをもとに創作しているらしいので、
 民話に興味の有るミクチンは気に入ってくれるかも!
 森絵都は、読んだことないなぁ・・・。
 読書範囲が狭いから、他のも読みたいと思ってたんだ。
 また図書館行ったら探して来るねー。
 夏休みだし、今、読書意欲に沸いているのです(*´∀`*)9
2006/08/17
09:37
ルイコスタ
読書意欲か・・・宮城谷先生以外読んでないや。
2006/08/17
13:01
Myy
⇒ルイくん
 私も、ほとんどファンタジーだよ。
 しかも、小さい頃に読んだものの再読ばかり。
 大いに偏りの有る読書意欲です(ó㉨ò)ノ
2006/08/17
23:41
いさか
『燃えるスカートの少女』(だっけ?)書いてる人だよね?
またしても不思議な感じ。読んでみたーい!
お話って…講演会か何か?アカデミックですなぁ。
私も森絵都に一票!!
高校の頃チカちゃんに薦めたらあんまりって言われたけど(笑)
児童文学書いてた人だよ。
2006/08/19
01:52
Myy
⇒井阪CHAN
 うんうん、そう。『燃えるスカートの少女』の人だよー。
 この間、大学に来てくれたから行ってみたのです。
 森絵都、図書館で探してみたのだけれど見当たらず・・・。
 探し足りなかったのかな。再チャレンジしてみます。
 児童文学書いてた人なら余計に気になる・・・(→㉨←)
謝謝

謝謝


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